もし、あなたが東大の2次試験で
地理を選択されている、
あるいは選択しようと思っているなら
今回の記事はきっとあなたのお役に立てると思います。
今回は0から東大レベルまで何を学んでいったらいいのか?
お話ししていこうと思います。
その前に…
以前受験対策ピラミッドを紹介しました。

受験生のパフォーマンスは大枠このようになっており、
それぞれのフェーズにあった勉強の仕方が必要、というものです。
そして、これを地理で当てはめるとこうなります。

まずはこの図を頭に入れることが大事です。
この図を思い浮かべながら、「自分は今どのフェーズにいるのか?」現在地を見失わないようにしましょう。
では、それぞれのフェーズについて見ていきましょう。
フェーズ1:教科書範囲

まずは、教科書範囲をしっかり押さえることが重要です。
地理に関しては、共通テストの範囲の理解が、東大地理の点数に直結するので、
教科書部分の学習に取り組むのが非常に重要なポイントになってきます。
とはいえ、教科書部分を網羅する良い参考書が少ないのも事実。
多くの参考書では、「分かりやすさ」を重視するあまり、抜けがあったり、本質的な理解に繋がらなくなっています。
では、どんな参考書から始めたら良いのか?
そこでオススメなのが、
村瀬のゼロからわかる地理シリーズです。
この参考書は基礎的な理解+網羅性に優れています。
なので、この2冊をしっかり読み込むだけで、共通テストの90%ほどの知識をカバーすることができます。
東大の2次試験もこの1冊だけで半分くらいはカバーできるので、初学者・受験生ともオススメです。
フェーズ2:実戦問題+高度なインプット

基礎をある程度理解できたら、次は実戦編です。
地理を2次試験で活用する場合、更なる知識や深い理解が求められます。
それを実現してくれるのが、
地理の研究(帝国書院)
です。
地理の研究の一番の特質は国別の体系的な理解ができることです。
例えば、サウジアラビアなら
・サウジアラビアではBS・BW気候である
・新規造山帯の褶曲地帯のため、石油を始めとした地下資本が豊富
・石油で得た資本と豊富な地下水を利用して大規模灌漑を進める
・センターピボット方式による資本集約型の大規模農業を展開するが、塩害が進行
・自給率が低下し、食料の貿易依存度が高まる
のように、地理的要因から、国ごとの政策などを通貫して見ることができるので、
地誌と系統知識をロジック立てて読み抜くことができます。
さらに、こうした高度なインプットと並行して実戦の問題で論述力を磨いていくと良いでしょう。
地理の論述の場合、知識を覚えているかどうかよりも
1次データを見て、そこから読み取ることが求められる問題も多いです。
インプットはもちろん大事ですが、地理特有のアウトプットの仕方に慣れておく必要もあります。
そこでオススメなのが
地理B論述が面白いほど解ける本(宇野 仙)
です。
地理のデータの読み方を始め、解答への考え方や、解答の書き方など、論述のエッセンスが全てこの1冊に詰まっています。
なので、ある程度基礎を理解したら、過去問の前座としてこうした問題集を解くと良いでしょう。
フェーズ3:過去問演習

はっきり、言って過去問演習段階で特別増える作業はありません。
問題を解いて、理解が足りなかった部分は、地理の研究や村瀬地理を見直して理解を再度深める。
その繰り返しです。
もっと具体的に注意すべきポイントや参考書の引き出しはありますが、ここに書くと非常に長くなってしまうので、ここでは割愛しています。
まとめると、
・教科書範囲の理解を深く
・さらに深い理解+論述に慣れる
・過去問も同様に演習する
が地理においては非常に重要です。
あなたの地理の学習に役立てていただければと思います。
また読んでいただけたら幸いです。
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