Smart Study [スマートスタディ]

東大の古文で高得点を取るたった1つの「工夫」

「文章は読めているのに、点数が思ったより取れない」

これは、8割以上の東大受験生が悩むテーマです。

私も、まさにそのうちの1人で、

「文章自体は読めたはずなのに、何故か点数は来ない。」

「なんで?」

と思っていました。

意味が分からなかった私は

夏の模試が終わった後、当時の東大生のメンターに

「〇〇さん、夏の模試の点数ビミョーだったんですけど、見てもらえますか?」

と尋ねました。

そして、メンターは私の解答を見ると、こう言ったのです。

「これは点数引かれるわ。笑」

「解答は誰が見ても分かる・解釈できるように作らないとダメだよ」

私は改めて、自分の解答を見直してみることにしました。

・解答とどこが違うのか?
・足りない要素はないか?

探してみると、早速発見がありました。

そして、その発見を元に普段の勉強を重ね、秋の模試では

古文で26/30点と好成績を収めることができるようになりました。

そこで、今回は、東大古文の点数を高めるために私がやった試作についてお話ししたいと思います。

『一義的な解答』を目指せ!

「解答は誰が見ても分かる・解釈できるように作らないとダメだよ」

まずは、この言葉の解釈から。

誰が見ても分かる解答というのは、そのままの通り、

誰が読んでも同じ解釈になる解答です。

例えば、「農園の中の木に生っている赤い熟したリンゴ」

といえば、おおよそ下のイメージが頭に浮かぶでしょう。

しかし、「赤いりんご」とだけ伝えられると、

・木になっているリンゴ
・カットされたリンゴ
・単体のリンゴ

など、人によって様々なイメージが湧きます。

誰が見ても分かる解答というのも同じで、

パッと意味が1通りに定まる、一義的な解答のことを指します。

古文(国語全般に言えますが)においては特にこうした解答を目指していく必要があります。

どこで差がつくのか?

文章は比較的簡単だったとしても、このような

解答の表現の仕方で点数の差がつくのが古文です。

少し考えてみてほしいのですが、周りは東大受験生。

あなたが簡単だな、と感じた文章を周りが難しい、と感じるはずもないのです。

ですから、解答をどう作るかでほぼ勝敗が決まります。

周りと差をつける古文の解答の作り方

では、「誰がみても分かる解答をどう作れば良いのか?」

それは…

5W1Hを意識して解答を作るということです。

5W1Hというのは

What 何を
Where どこで
When いつ
Who 誰が
Why なぜ
How どうやって

の頭文字のことです。

これらを頭の中で明確に意識して解答を作ることで、誰でも分かる一義的な解答を作ることができます。

例題で考えてみましょう。

・下線部はどういうことか?具体的に説明せよ。
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」(古今集より)

これを5W1Hに当てはめてみましょう。すると、従属節は

What 秋が来たこと
Where 記載なし
When 秋の初め
Who 筆者
Why 記載なし
How 目では見えない

主節は

What 秋が来たこと
Where 記載なし
When 秋の初め
Who 筆者
Why 記載なし
How 風を音を聞いたことで

このように情報を整理することができます。

こうすることで、主文の「おどろかれぬる」の目的語(何に対して「おどろかれ」るのか?What)と主語( Who)が抜けていることに気がつくはずです。

「具体的に説明せよ」と書いてあるので、主語と目的語が抜けたまま説明すると減点対象になります。

なので、解答例は主語の「私」と目的語の「秋が来たこと」を補って、

【解答例】筆者は秋が来たとははっきりとは分かっていないが、風を音を聞いたことで、秋が来たとはっと気づいたということ」

のようになるでしょう。

解答を見て、1通りの解釈しかできないことに気がつくはずです。

何度も言いますが、

誰が見ても分かる解答を目指すことが古文で差をつけます

まとめると

さて、まとめると

東大古文で差をつけるには

・誰が見ても分かる一義的な解答を作る
・ここで差がつく
・一義的な解答を作るには5W1Hで情報を整理する

ということでした!

あなたの古文の学習に役立てていただければと思います。
また読んでいただけたら幸いです。

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