Smart Study [スマートスタディ]

沖縄から東大へ。Youはなぜ東大に。

先日、現役東大生にインタビューさせていただきました。

インタビューに応じてくれたのは経済学部4年で、硬式野球部で学生コーチも務める島袋祐奨

左は東大野球部の井出監督。

文科Ⅱ類出身で、実はスマートスタディスタッフの後輩でもあります!

彼は沖縄県の公立、那覇国際高校(偏差値は60前後)出身。彼の高校ではなんと東大が数年に1人程度だそう。

2019年に沖縄県から東大に合格した生徒数はなんと5人のみ。(進学校データ名鑑調べ)

彼はその5人のうちの1人です。

そんな東大受験には「過酷」とも呼べる環境の中で、

・なぜ東大を目指そうと思ったのか?
・東大を受験してみて一番大変だったことは?
・非進学校出身者ならではのエピソードは?

今回はそんな島袋祐奨にインタビューした内容をお伝えします。

なぜ、東大を目指そうと思ったのか?

変顔をする島袋(笑)気さくに東大受験のことも話してくれました!

スマートスタディスタッフ(以下:スマ)「久しぶり!元気にしてる?早速なんだけど、島袋ってそもそもなんで東大を目指そうと思ったの?

島袋東大の先輩方がうちの高校にいらっしゃって、行けるだろうなって思ったのがきっかけです
!」

スマ「東大の先輩ってもしかして野球部の?」

島袋「はい!

高2の2月ですかね、東大野球部がうちの高校に沖縄合宿でいらっしゃって。

その中に2浪だった先輩がいらっしゃったんですよ。

その時ちょうど1月の東大本番レベル模試を受けてC判定だったことを話したら

『それは絶対東大いけるよ!』と言われたので、そこで僕でも行けるんだなあって思って目指すことにしたんです。」

スマ「そういう経緯があったんだね。サクッと東大志望に出来たのはすごいなって思うんだけど、受ける前って東大ってどんなイメージだったの?

島袋「いやあ、もう雲の上の存在ですね(笑)

でも、実際に東大生に会って、話を聞いて、『行けるよ!』って言ってもらえたのは大きかったです。」

スマ「それは素晴らしい!でも、島袋の高校ってほとんど東大出てなかったよね?東大を目指すってなった時の周囲からの反応はどんな感じだったの?

島袋「元々勉強に関しては周りからも一目置かれていたので、周りは素直に『頑張れ!』って応援してくれてました!

スマ「すげえ!じゃあ、そこから東大に向けて勉強を始めていったと思うんだけど、実際に受験してみて東大へのイメージって変わった?思ったより難しかった、とか。」

東大受験をしてみて思ったことは?

島袋「正直に言って自分の考えが甘かったなって思います。

初め、センターは※同日から8割超えてて、進研模試とかでも東大ずっとAとかB判定だったんですよ。

※同日…同日入試の略。高2生が共通テスト(旧センター試験)の試験と同じ日に受験生が解く問題を解くこと。現状の出来から来年の目標や伸び代を把握する。

でも、実際に東大に過去問とか模試を受けてみると全然解けなくて。

『正直みんなこんなもんだろう』とか『いつかグッと点数が伸びる時期が来るだろう』って思ってました。

でも現役の時はずっとE判定のまま、36点差で文科Ⅲ類不合格でした。」

スマ「思ったより点数が伸びなかったのか、なるほどね。自分の考えが甘かったなって気がついたのはいつから?」

島袋「浪人した時ですね。福岡の予備校で浪人することになって。

4月・5月は東大志望でもすごく基礎的な内容の復習から入るんですけど、

そこで基礎が全然足りてないんだなって痛感しました

例えば、三角関数の半角の公式ってありますよね?その証明とか、全く出来ない自分に気づいて、改めて基礎が全然足りてないってことに気がつきました。

あとは、SVOCとかを把握しながら、きちっと文章を読むとかも出来てなくて、英語で苦労した理由が後になって分かるっていう(笑)」

スマ「SVOC抜けてたんか(笑)でも、基礎が抜けてるってことに気がつくのは難しいよね。基礎をしっかり固めるようになってからは点数は鰻登りって感じ?」

島袋「はい。夏も秋も東大模試・センター試験模試、全部A判定でした。

正直現役の時も勉強の方向性は合ってると思ってたんですよ。主席取れちゃうんじゃないかなってくらい(笑)

でも、実際ずっとE判定で、点数が伸びてこなかったので、

A判定を取ってやっと勉強の仕方が合っているんだなっていう確信が持てました。」

スマ「全部A判定か、すごいね!そういえば島袋って沖縄出身だよね?地方ならではの苦労とか、そういうのってあった?

沖縄から東大へ!何が一番大変だったのか?

島袋講師がいないことです。(笑)

沖縄に駿台・河合の大きな校舎ってないんですよ。

あってもオンラインで生の講師はいない校舎なんです。」

スマ「マジか!逆にどうやって勉強してたん?」

島袋参考書とかを使って勉強してました

でも、参考書とかって覚える要素が5つあったとしても、どれが入試によく出て、どんな風に出るのか?とか書いてないじゃないですか。

実際に、浪人した時に予備校の授業を受けて、先生が強調する部分とか、授業の熱量を初めて感じて、これはレベルが違うなって感じました

東大に必要なノウハウとかレベル感も講師を通して感じることができたので、この差は大きいなって。」

スマ「うんうん、やっぱり東大に精通している人がいるかどうかって大事なポイントだよね。」

島袋「あとはお金、ですかね。

凄くお金がかかるんですよ。例えば、福岡の予備校に夏期講習に行くとしても、

旅費・宿泊代・食事代含めたら20万くらいかかるんですよ。

東京の大学にオープンキャンパスに行こうものならもっとですよね。

環境のせいって言いたくはないですけど、

その意味でチャンスというか機会が東京とかと比べると全然違うなって思います

コストがかかるので、選択肢も広がらないですし。」

スマ「なるほどな。オレは神奈川県出身で当時は当たり前って思っていたけど、やっぱり当たり前じゃなかったんだなって島袋の話聞いてて感じたよ。

島袋は福岡の予備校で浪人してから東大に合格したってことなんだけど、受かった今の自分から見て、勉強面で昔の自分に伝えたいこととかってある?もっとこういう風だったらなあっていうのでも!」

島袋当時の熱量で東大行きたいって思ってもお前じゃ無理だよって伝えますね(笑)」

スマ「え、そうなん?笑」

島袋「僕は割と誘惑に弱いタイプなので、勉強以外の誘惑がある環境だとダメですね。

当時は野球もしつつ、学校生活も楽しみつつ、勉強もって感じだったので。

予備校では寮生活だったんですけど、寮は家事も必要なし、ご飯も出てくる、勉強しかすることがない、東大に詳しい講師の方に気軽に質問できる。

もう全部が違いますよね

予備校に通うために親にも100万以上出してもらってますし。

環境というか状況ですよね。それが整っている環境じゃないと、その熱量で東大行くのは無理だよってことです。」

スマ「なるほどね。でもそんな苦労を経て東大で活躍する島袋を見たら皆嬉しいと思う!」

貴重な話を本当にありがとう!ラスト1年、悔いないように頑張って!」

島袋「ありがとうございました!」

今回、インタビューに応じてくれた島袋祐奨(左)。ユニークで不思議な一面であるけど、いつも明るく元気な素敵な後輩です!今後のさらなる活躍を期待しています!!

インタビューをして思ったこと

島袋とインタビューをしてみて感じたことは

東大受験についてもっと気軽に話せる環境は重要だということです。

・採点をしてもらえる環境
・受験までのロードマップを気軽に聞ける環境
・大学に入ってからの進路も先輩から聞ける環境

進学校では当たり前になっている環境が私たちにはない。

しかし、そんな状況を少しでも変えていきたい。当たり前にしていきたい。

私たちは地方や非進学校でも、東大に当たり前に受かる。

そんな環境を作っていきたいと思っています。

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